英語熱は2016年頃から検定試験にスポットライトが当てられているようです。中学生以上の生徒なら大学受験制度改定に触発されたのは理解できますが、もっと年下の子どもたちまで英検などを受験するようになっています。現在の実力を測ったり、勉強の目標設定になるから、などの理由で検定試験を利用することはとてもいいことだと思います。しかし、母親たちの特性なのでしょうが、「誰々ちゃんはもう何級をとったのよ」とか「うちのスクールでは小学生で2級は普通です」のような、仲間うちやスクールの宣伝に乗せられて必要以上に加熱している場合もしばしば見受けられます。検定対策講座を開催している立場から率直に言いますと、試験である以上どうしても技術を必要としますから、そこに対策講座の存在意義もあるわけですが、純粋に教育者としての立場で言えば、「本当にそのレベルに到達しているかどうか」ということが大切なのではないでしょうか。私もそれなりに歳を重ねてきて思うのですが、どうも最近の教育の傾向として(ありていに言えば多くの親の傾向として)目標に直線的に到達することを子供に強いているように思います。それは親の目標なのであって、必ずしも子供の目標ではない場合が多いと思います。子供の成長とは、多くの寄り道や後戻りを経験しながら広い視野をもった個人へと成長してゆくことが大切なのだと思います。一つの事象がいろいろな所へと結びつく、神経細胞で言えばニューロンが網の目状に結びついている、そんな思考回路や人格形成がなされることこそが本当の教育だと思います。英語教育という、たった1つのものだけを取り上げても、同じことが言えると思います。

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